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2026.01.05
四季の山紀行(飛計路のブログ)
■ 京都西山・地蔵山・・・・2025年12月27日
先週は異例の温かさといい、今週は強力な寒気で雪の報に接している。どちらかといえば暖かいのが望みだが、雪と戯れるのも嫌では無い。秋のお山は賑やかだった。それにもまして、雪山ほどゴージャスな景色は他に無い。今年は未だ大峰参りに行けて無い。本来なら、大峰に行かねば義理を欠くところだ。しかし大峰は遠いし大いに寒い。大峰は、温かくなったら行く事にして、今日は近くてお手頃な愛宕山界隈へ行こう。
越畑までの道に雪は無い。路上の気温は-2℃、歩けば自己発電でまかなえる程度だ。何分にも風がないのが有難い。今日からはザックの中にアイゼンが増えた。多少重いし、昨冬はザックの肥やしで終えてしまったアイテムである。が、欲しいシーンでなかった時は生命に関わる事もあり得よう。故に無用だと思いながらも入れておく。まだ陽射しのない越畑集落、斑模様の雪は静けさを助長する。静まり返る集落の、小道の枯草の雪を払って峠道に出た。
多少増えた雪の道を芦見峠まで歩く。雪を踏み締める音が小気味よく聞こえる。他に音が無い。峠に着いたところで東の尾根に赤い陽射しが届いた。赤いからといって朝焼けでは無い。地球の傾きの為せるわざ。樹木の枝先に着いた霧氷が一斉に煌めく。これは期待して良さそう。地蔵山へと向う道中、何もしないのに木が雪をくれる。欲しくもない雪のプレゼントは、熨斗を着けて返したい。体もザックも雪まみれだ。
落葉の上の雪はよく滑る。お陰で-6℃の気温にも耐え、茶店(売店?.)跡を通過、平坦で歩き易くはあるが暗くて淋しい。陽射しは竜ヶ岳の方にあり、そちらの林は燃えるようだ。急坂に差しかかり積雪は10cm、綺麗な斜面をジグザグに歩く。振り返ると、何と無体な事であることか。露出した土と落葉で綺麗な景色は台無しだ。ま、振り返るのはよそう、眼前には、新たな氷の景色が待っている。裸の枝の霧氷は山桜をおもわせる。綺羅びやかな景色の後は馬酔木の林も付いてくる。雪は少なく匍匐前進の必要はない、が、後々の事を考えルートにかかる馬酔木の伐採はしておいた。
晴れやかなお顔の西向地蔵様も機嫌が良い。三角点には先行者一人の踏み跡が残っていた。北側斜面に比べ、南側に雪は少ない。旧愛宕スキー場まで歩き、良い景色はないものか、と見回した先の林は樹氷で真っ白、満開の桜の園を彷彿させる光景だ。よほど強い風が吹いたと見える。空を仰ぐと雲が多い。早朝は良かった天候はここに来てやや崩れつつある。樹氷の展望地へ降ると先行者の足跡が3つ、撮影班の訪れた後であった。
良いものを見せて貰い、ジープ道に降って樒原に降る。途中、陽射しを頼りにエネルギー捕球を始めたところ、にわかに雲が現れ陽光を遮り、冷たい風を運んで来たから寛ぐような状況では無い。何者の仕業であったか詮索したいところであるが、降った樒原は暖かいので不問でよかろう。